Little Misfortune ネタバレ感想

他ゲーム

好きな人はとことん好きなゲームだと思う。

Little Misfortune、私はとても大好きです。
もう本当に最高だった…! 出会えて良かったし買って良かった!
買ってしばらく寝かせてたのがもったいない…早く始めるべきだった。

PVやスクリーンショットの雰囲気が気に入ったなら買って損は無いと思います。
私は好きすぎてサントラとアートブックも購入しました。
その翌日にSteamでサントラセールが始まったけど後悔はしてません…。

実績も全部解除しました!
まあこのゲームの実績めちゃくちゃ簡単なので…実績コレクターさんにもおすすめです。
だから買おう(真顔)。

とりあえずちょっとでも気になってる人には是非プレイしてほしい!
できれば他人の感想やネタバレなどは見ないで最後まで進めてみてほしい!
SteamOriginGOGHumble で買えます。
2020年2月13日にiOS版とAndroid版もリリースされました。

Little Misfortune

Little Misfortune

Killmonday Gamesposted withアプリーチ

モバイル版の日本語対応は未確認です…Androidのデモ版は日本語あるみたいなんですが。
PC版は日本語字幕あります。訳がちょっと怪しいけど😅
でも主人公が子供だからか簡単な英語なのでそんなに問題ないと思います。

注意

ここから先はエンディングを含めたネタバレがあります。
英語力のない人間による考察もどきもあるのでご注意ください。

グラフィックが本当…どの場面でも一枚の絵としてすごく良い。
壁紙にしたくなります。

裏世界(?)との境界みたいなところとかも好きだなぁ…。

個人的に特に気に入ってるのはファンタズマゴリアと

ミスフォーチュンのお部屋です。
時代設定は一応1993年らしいのでラジカセやビデオテープが出てきます。
(一応というのは最後の方で詳しく書きます。)

ミスフォーチュンやベンジャミンが描く絵も可愛いのです。

可愛いと不気味のバランスが本当に絶妙なゲームだと思うんですよね…可愛いはずのものが大体可愛くないところとか…笑
これはユニコーンです。

ミスフォーチュンは一貫して可愛いと思ったらやっぱり時々やばい。

モブの人間達のグラフィックは一見普通っぽいけど付けてる仮面がすごく不気味。
この世界では仮面で感情を隠すのが一般的らしい…。

時々ムービーとして挿入されるアニメもクオリティ高い。
一度見たムービーはエクストラメニューからいつでも鑑賞できるのが嬉しいです。

選択肢によってはどう見てもDDRな音ゲーが始まったりもする。
BGMも良いのでなかなか楽しめました。
時々こういうミニゲームや謎解きが入るけど、どれも簡単なので詰まるとかは無いはず。
雰囲気やストーリーを見せることを重視したのかなって感じでテンポが削がれません。

主人公はMisfortune=不幸・不運という名の通り散々な目にばかり遭います。
良い事が起きたと思ったらその後もっと悪いことが起きたり…。
それでも”永遠の幸せ”をお母さんにあげるために必死で進む姿が健気です。

想像力が豊かで、スパークル(グリッター)を振りかけるのが好き。
そうすれば全てが素敵になるんだとか…。

気になる男の子はキツネのベンジャミン。
8歳にしてケモナー

最初に「彼女は素敵じゃない家族の素敵な子だ」とナレーションが入るんですけど、ストーリーを進めると明らかになっていく家庭環境が本当にひどい…。

母親はミスフォーチュンが出来てしまったから父親と結婚したこと、産みたくなかったけど違法だから出来なかったらしいということがミスフォーチュンの口から語られます。
この話が割と最初に出てくるからすごいショックだった…8歳の子やぞ?!

他にもミスフォーチュンにタバコを買いに行かせてる間に見知らぬ人と抱き合ってるとか、店の人にお胸を見せて無料で食事をもらってたとか、何てことないように話してくれます…。
聞いてるだけでいやぁ…ってなる。
私はもう大人なのでそんな母ちゃんほっとき😡って思ったんだけど、ミスフォーチュンはお母さんが幸せそうじゃないから永遠の幸せをプレゼントしてあげたいと言って危険なゲームを続けていきます。
私のスパークルはお母さんには効かないっていう台詞が切ない。

父親の姿は全然出てきませんが、ミスフォーチュンの日記にはお母さんを殴るとか書かれています。
そしてミスフォーチュンのオモチャの一つ”ストーニー”は父親に投げられた石です…。
こういう環境から考えると、ミスフォーチュンが7歳までオムツをしていたという話も笑い事じゃない気がしてきますね…。

ゲーム内で分かることを並べて書いたらめっちゃシリアスで重いゲームっぽくなったけど(設定は実際そうだけど)、ミスフォーチュンのキャラがキャラなのと、コメディっぽいところも割とあるので全体的には暗くなりすぎず良いバランスではないかと。

語り手であるミスター・ヴォイスとの会話のおかげもかなりあると思います。
掛け合いが面白いんですよね。ちょっとしんみりになる時もあるけど。

個人的に特に好きなのは動物園の立入禁止エリアで職員から隠れて進む時の会話です。
忍者映画の影響で背後から●すの?って聞くミスフォーチュンと、違うよ!何で!?って驚くミスター・ヴォイス。

最後までこんな感じで進めば良かったんだけど…ね…(ヽ´ω`)
まあ、クリアしてから思ったのは…ミスター・ヴォイスはミスフォーチュンが可哀想な目に遭うのを楽しんでいる様子ではありました。

ミスター・ヴォイスことモルゴは「あの世からの寄生虫」って言われてるけど、つまり具体的には何なんだろうか…アートブックでもそこら辺は「Morgo is a parasite from “The Beyond”.」としか書いてませんでした。
まあ、こっちには来ちゃいけない存在で悪い奴、とだけ分かってれば良いのかな…。
ミスフォーチュンのように愛に飢えて傷ついている子供の苦痛や悲しみなんかが大好物だそうで。
そういう子たちを危険なゲームに誘い最後には食べてしまうわけですね…。
ミスフォーチュンが度々出会う幽霊のような子…行方不明のビラに載っている子たちもモルゴの被害者なんでしょうね。

ミスフォーチュンの友達の日本人の幽霊(情報量多いな)の「ひろ」は目の前で連れて行かれてしまいましたし…。

窓に「BE AWARE OF THE CONSEQUENCES」の文字が…。

ここ、選択肢で助けるを選ばないとひろ君の悲鳴がきつかったです…。

しかし「F.R.E.E(本質存在の五つの領域)」とか「ウルトラ戦争」とか全然分からない😅
セネルセディーは死者が行くべき所っぽいっていうのは分かったけど…。
Little Misfortuneを作ったスタジオの過去作Fran Bowと世界観が繋がっているらしいので、そっちもプレイしてみたら少しは分かるのかな…。
Fran Bow自体も気になってはいたので今度買ってみようと思ってます。

ゲームの被害者をセネルセディーに連れていく仕事をしている(で良いんだよね…?)ベンジャミンの上司はDeathなので死神?
ミスフォーチュンがモルゴの手に落ちたらやばいって上司に言われて絵や人形で彼女に警告してたけど、あれじゃ分かんないでしょって正直思った…笑
警告の意味が分かる頃にはゲームは手遅れになっているわけで…。
でも被害者に直接コンタクトを取ることが禁止されているとなると難しいのかもしれない。
…いやでもあれじゃ分かんないって…笑

上記の決まりがあるためベンジャミンは終盤までミスフォーチュンを避けるように行動していましたが、彼の日記を読むと彼も実はミスフォーチュンを好ましく思っていたことが分かります。
日記にはモルゴも彼女の魅力に戸惑う、と書かれていたのでミスフォーチュンにはそういう力があるのかもしれないし、モルゴも少しはミスフォーチュンが好きだったかもしれない…。

それはともかくベンジャミンの日記を見て私は安心しました。
ミスフォーチュンの好きな相手が、ミスフォーチュンのことを好きでいてくれてるんだって…。

ラストのベンジャミンかっこよかったですね。

ミスフォーチュンもかわいい。

モルゴの字幕もかわいい。笑

悪いやつを倒してめでたしめでたし…ですが、個人的にここからが本番だと思ってます。
ここまでもとっても面白かったけどね!

ベンジャミンもお母さんも居ないので家を出ると、お母さんが警察と深刻そうに話しています。

帰ってきたよ! と声をかけても反応がありません。
「永遠の幸せを手に入れられなかったから怒ってるの?」という台詞が悲しい…。

すると…

いわゆる「実は死んでいたオチ」なんだけど、ただビックリさせてやろうって感じではなくちゃんとストーリーとしてよく考えられてると思いました。
これまでの積み重ねもあって泣けてしまった…。

でも大好きなベンジャミンと一緒なのが救いです。

ベンジャミンとセネルセディーに行くのですが、最後にお母さんに語りかけます。
この時のミスフォーチュンの話と最後の「永遠に愛してる」がまた泣ける。
語彙力なさすぎてうっすい感想で申し訳ないんですが本当に泣いた…。

そしてセネルセディーに向かいます。
ひろ君の台詞の「きりはどこですか?」の霧はここの事だと思われます。
ひろ君…セネルセディーに行けたかな…捕まっちゃったから無理かな…。
ベンジャミンの日記から、他の何人かの子供達はちゃんとセネルセディーに送られたようですが。

道中に出てくる奇妙なキャラクター達はFran Bowにも登場するみたいです。
ますますやってみたくなりますね。

目的地には謎の木と扉が。

この人(人?)がベンジャミンの上司?
悪そうな感じはしないのでちょっと安心…。

扉の中に入るとゲームクリアとなりエンドロールが流れます。
以上がノーマルエンドです。

トゥルーエンドの行き方と感想はこちらの記事に書きました。

現実のミスフォーチュンは既に亡くなってしまっていたわけですが、それがいつ起こった事なのかは明示されていません。
個人的には

  1. ゲーム開始後、家から出て道路を渡る時に死んでしまった
  2. 死んでしまった原因は上と同じだが、それがいつなのかは分からない

のどちらかで考えています。

ゲーム開始直後、モルゴに家の前の道路を渡るよう指示された時、一瞬あの世?に足を踏み入れてしまっていました。

この時に轢かれてしまったと同時にモルゴと契約したことになってしまったのかもしれません。

しかしその前に家の中でも一瞬、世界が歪んでいました。

ゲーム開始直後のデジャヴ

これは終盤、モルゴのゲームを終えたミスフォーチュンが居た世界と同じです。

ゲームの最後までたどり着いたけど永遠の幸せは手に入れられていないと言うモルゴ。
もうどうでもいいと言うミスフォーチュン。
お母さんには必要だと分かっているだろうと言うモルゴ。
肯定し、新しいゲームに付き合ったら消えたベンジャミンも返してくれるかと聞くミスフォーチュン。
多分ね、と答えるモルゴ。

という会話の後、この真っ赤な世界から再び最初のナレーションが始まるという流れでした。
初見プレイ時は無限ループ展開じゃん!!怖っ!!ってなった。笑

…とにかく、これが何度目のループなのかは分かりませんが、ミスフォーチュンは最初の時点で既にループに入っていた…つまりLittle Misfortuneというゲームは彼女が既に亡くなっている状態で始まっていた可能性もあるのかなと思っています。
ゲームが始まって家を出た時は昼間の明るさだったけど、事故の時の絵は夕方っぽかったし…。

どうもモルゴと契約してしまった後は世界がおかしくなるというか、モルゴが自由に変えられる世界…つまりあの世?に居ることになってるような感じがするので、とても混乱します。
既に亡くなっているミスフォーチュンの呼びかけに答えられる人物(動物園の窓口の人とか)が居るのもおかしいですし…。

このシーンも今居るのは実はあの世だよってことを示唆していたのではと思います。

そして多分始まりは1993年なんだけど、動物園のパソコンは明らかに当時のものより新しいし、ミスター・ヴォイスはGoogle検索を使います(Googleの誕生は1998年)。
彼は時代も好きなように行き来できるんでしょうか?

まあ、何にせよモルゴがミスフォーチュンの死に関わっているのは間違いないかと。
そして「僕のゲームは君を生かせている唯一のものなんだ」というモルゴの台詞の通り、モルゴのゲームをプレイしていないと現実(厳密には違うけど)には居られないんですよね…。
それでも最後のミスフォーチュンはお母さんに別れを告げて、セネルセディーへ旅立ちます…。

ミスフォーチュンを轢いたのが誰なのかも明かされていません。
ただの通りすがりの車の可能性もありますが、個人的に気になったことを書いてみます。

ミスフォーチュンの家の車のタイヤ痕がちょうどミスフォーチュンの遺体に重なるんですよね。

このタイヤ痕と車は最初に家を出た時もあったので、たまたまかもしれませんが…上で書いたようにミスフォーチュンはゲームの最初から歪められた世界に居た可能性もあるので。

そして本当に家の車に轢かれてしまったのなら轢いたのはお父さんなわけで…。
パトカーにはお父さんが乗ってたりする可能性が…?

いや…さすがにそれはミスフォーチュンが可哀想すぎるけど…。
はっきり答えが描かれていないということはこういう考えが出てくることも想定内だとは思うけど、公式的には何が正解なんだろう…。
これからも明かされることはなさそうだけど気になります。

あと、この台詞は「お母さんの子供のミスフォーチュンだった」という他に、文字通り「お母さんの小さなミスフォーチュン=小さな不幸/不幸の種」だったみたいな意味も含まれてるのかな…?
最初にも言ってたけど、自分が出来てしまったことが今のお母さんの不幸に繋がっていると…。
もしそうだったら本当に切ないな…。

こういう、クリアしても謎が残るのもこのゲームの好きなところの一つです。
ゲームによってはいやハッキリせんかい!って思うものもあるんだけど、Little Misfortuneについてはこれでいいと思えます。
いつまでもミスフォーチュンのことを考えてしまうよ…。

そんなわけで個人的に大当たりだったLittle Misfortuneの感想でした。


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